2024.01.26
葬儀社を選ぶ際、特に気をつけて欲しいポイントを5つ紹介いたします。
葬儀費用は決して少額なものではありません。
しかし、その内訳や
プラン内容が明確でないと、
葬儀が終わった後に
予想外の金額になるケースもあります。
葬儀というのは急に訪れます。
悲しみの中、慌ただしく
葬儀社と打ち合わせをしていると
その詳細がわからないまま話が進んでいき、
気付かぬうちに不要な
オプションがついていたせいで、
請求書を見て驚いた…なんてことも。
そのため、何がいくらなのか、
葬儀費用の詳細を明確にしてくれる
葬儀社を選ぶというのが最初のポイントです。
もちろん、葬儀社も
故人との最後のお別れである
葬儀を後悔のないものにするため、
オプションを提案している場合もあります。
だからこそ、
高額なオプションなどを
無理に提案することなく、
こちらの話を丁寧に聞いて
最適なプランを選んでくれるような
葬儀社を選ぶことが大事です。
そのため、
落ち着いて葬儀の内容や
葬儀社を選ぶためにも生前に
準備することがおすすめです。
葬儀社を探す際に、次に大切に
して欲しいポイントがスタッフの対応が丁寧かどうか。
契約を決める前の相談のときから
ささいな質問であっても親身で丁寧に
答えてくれる葬儀スタッフなら安心して
葬儀を任せることができます。
逆に、契約を急かされたり
プランを決める際に低予算なものを選んだら
対応が変わってしまったということがあると
どうしても不信感を抱いてしまいます。
そうなってしまうと
葬儀の費用・内容に納得したとしても
なんだか気持ちが納得できない
という場合もあります。
葬儀当日に、葬儀が滞りなく進むよう
葬儀をしてくれるのはスタッフ。
遺族の立場にた立ち、
丁寧な対応やわかりやすい
説明をしてくれるなど、
葬儀スタッフが
信頼できることも
後悔しない葬儀の
大事なポイントになります。
スタッフの対応が丁寧かどうか
というところでも少しお話ししましたが、
契約を急かさないというのも大切です。
まだ葬儀社が決まっていない時に、
家族が病院で亡くなったとなると
病院から葬儀社を紹介してもらうということになります。
病院の霊安室に
ご遺体を安置することができるのが
基本的に数時間となるので、
葬儀社の方にご遺体を自宅や
斎場に搬送していただく必要があります。
そうなると、
気持ちも落ち着かないまま
葬儀社を検討することができず
紹介してもらった葬儀社と
契約となってしまうこともしばしば。
そういった時に、
契約を急かさない葬儀社であれば、
ご遺体を安置した後に葬儀内容や
プランを家族と相談した上で決めることができます。
悲しみの中、焦って葬儀内容などを
決めてしまわず搬送だけを依頼して、
葬儀社を決めるのは
その後でも問題ありません。
後悔しない葬儀社選びに大事な
ポイントの3つ目は「契約を急かさない」です。
支払い期日に余裕があったり、
支払い方法の種類が豊富にあるというのも
葬儀社を選ぶ際に重要なポイントです。
少し前までは、葬儀終了後に現金一括払い
というのが一般的でした。
最近では、葬儀後1週間程度までの
支払いが主流になってきました。
葬儀の前後は
どうしても慌ただしくなります。
そのため、支払い期日に
余裕がある葬儀社を選ぶ方が
落ち着いて葬儀を執り行うことができます。
また、支払い方法も現金一括に限らず、
クレジットカード払いや分割払いなど
複数の方法がある葬儀社であれば、
葬儀後すぐに現金を
用意できないという場合でも安心です。
葬儀が終わった後も、
・初七日法要
・四十九日法要(忌明け法要)
・遺品の整理
・相続
・行政手続き
・香典返し
・納骨
などなど、
やることがたくさんあります。
一般的には、葬儀社の
サポートは通夜・告別式まで。
アフターフォローのない葬儀社だと
葬儀が終わった後、また一から自分で
なにをすればいいか調べるところからはじめる
必要があり、心身ともに疲れてしまいます。
そのため、葬儀後の法事や納骨、お墓まで
サポートしてくれる葬儀社であれば、
より一層心配を減らすことができます。
「葬儀後もアフターフォローがあるかどうか」
というのも葬儀社を
選ぶ際のポイントにしてください。
菩提寺の宗派を確認せずに
別の宗旨・宗派で葬儀をしてしまい、
菩提寺に納骨を断られてしまうというような
問題が起きる可能性もあります。
そのため菩提寺の宗派をまず確認しておくと、
葬儀後のお墓や納骨の心配がなくなります。
故人の生前の友人どれくらいいるか、
勤務先の会社規模はどれくらいかといった観点から、
葬儀に参列していただける方何名程度になるか確認しましょう。
その上で葬儀の形式をどうするか
を検討することがおすすめです。
故人の意向を優先して
家族葬にしたものの、
生前に故人と親交のあった方から
「葬儀に参加して、最後のお別れをしたかった」
といったお話をされることもあります。
そういったことも考慮して、
葬儀の規模や訃報連絡をどこまでするか
といったことを決めておきましょう。
葬儀の相場は地域や参列する人数によって
大きく変わるため、予算を決めるのは難しいかもしれません。
ただ、このくらいまでなら
出すことができるという上限額を決めておくと、
葬儀社からの提案でオプションを追加してしまい
気づいたら高額に…といった事態を防ぐことができます。
昔は「縁起が悪い」ということで、
生前に葬儀社を決めたりということは避けられていました。
ただ最近では、
終活に取り組む人が増えました。
また、葬儀の形式も多様化し、
故人や遺族の意向が反映されるほうが
後悔せずにいいということで、
生前に葬儀社を
選ぶことも多くなっています。
生前に葬儀社を検討することで、
内容やプラン、スタッフの対応は丁寧かなどを
知った上で、じっくりと選ぶことができます。
生前予約で葬儀の費用をおさえることができる
葬儀社もあり、今後も生前に葬儀社を選ぶ方が増えると
考えられます。
故人との最後の別れが
後悔のないものになるかどうかは
葬儀社選びが大切になります。
そのため葬儀社を選ぶ際は、
複数の葬儀社で見積もりをとったり、
事前相談会に相談して
スタッフの人柄を見るなど
費用の詳細が明確かどうか
といったことはもちろん。
それと同時に、
悩みや不安がなくなり、
納得できるまで相談に乗ってくれて、
気持ちに寄り添ってくれるような
葬儀社を選んでいただければ幸いです。
心から故人を偲ぶことができる
思い出深い葬儀になるよう心から願っております。