2024.01.25

家族葬とは?流れや費用、よくあるトラブルを徹底解説

家族葬とは、

家族や一部の親しい友人たちだけで

故人を弔う葬儀の形です。

 

大勢の参列者を呼ばない家族葬は、

経済的・精神的な負担も軽く、

 

故人との最後の時間を

ゆっくりと過ごせるということで、

選ばれる人が年々増えています。

 

ただ、一般葬よりも香典が少なくなったり、

故人と生前親交のあった方を葬儀にお呼びせず

トラブルになったりと、メリットばかりではありません。

 

このページでは、家族葬の費用や

メリット/デメリットについてお伝えします。

 

故人のお人柄やごご意向を踏まえ、

ご遺族のみなさまが納得のいく

葬儀の形を選ぶための参考にしていただけると幸いです。

 

●家族葬とは?

家族葬とは、

家族や親しい友人などを

中心に少人数で行う葬儀の形です。

 

どこまで参列者を

お呼びするのかという

明確な基準はありませんが、

 

50名以下の葬儀が

家族葬と考えられます。

 

よく比較される一般葬においては、

参列者が50名以上となります。

 

参列者の数が少ないことで、

葬儀の際に参列者へ対応する時間が減り、

喪主・遺族の方の精神的な負担が軽減されます。

 

さらに、

参列者への香典返しや、

飲食費といった費用も少なくなるため

経済的な負担も減らすことができます。

 

ただし、故人と

生前に親交のあった方を

葬儀にお招きしないことや、

 

香典を受け取らないことで

トラブルに発展する可能性もあります。

 

さらに、

実は葬儀の流れは、

一般葬と家族葬で

大きな違いはありません。

 

一般葬と家族葬の

一番の違いは、参列者の数。

 

そのため、一般葬と家族葬の

費用を比べた時に変わるのは

 

会場の使用料や参列者の方々へ

振る舞う飲食費が主になります。

 

それ以外の費用、

例えば葬儀一式費用である

 

火葬料や祭壇、

棺や位牌などの

費用は大きく変わりません。

 

そのため、

葬儀社からの提案で

祭壇などを豪華にしていくと、

 

結果的に高額になり

後悔につながるケースもあります。

 

ですので、

見積もり・会計がわかりやすいことや

信頼できるかどうかなどを基準に

納得のいく葬儀社を選ぶことをおすすめします。

●家族葬と他の葬儀の違いは?

ここでは家族葬と、他の葬儀形式の主な違いをご紹介します。

 

家族葬:

親族や近親者など少数の関係者が出席して行う葬儀。

一般葬と同じく、通夜・告別式・火葬などが執り行われる。

 

一般葬:

親族以外も故人と生前親交のあった近所の方や、

故人がお勤めされていた会社の方などが出席する。

基本的には、参列をお断りすることはないため

想定よりも人数が多くなるケースもあります。

 

一日葬:

家族葬と同じく、親族や親しい友人など

少数の関係者のみが出席します。

家族葬との違いは、通夜を行わないという点です。

 

直葬:

こちらも参列者の人数は家族葬と同じです。

告別式・火葬を行う一日葬と違い、火葬式のみを行います。

 

社葬:

企業が主体となって執り行う葬儀のこと。

企業の創業者や会長・社長、社業に多大な功績を残した

故人に対しての顕彰の意味が込められています。

社葬に先んじて、遺族・親族による密葬が行われることが

一般的です。

 

密葬:

家族葬と混同されることの多い密葬。

家族や近親者のみで行うという点では同じです。

 

しかし、それだけで

完結する家族葬と異なり、

 

後に本葬(社葬など)を

行うことが密葬の前提となっています。

●家族葬のメリット・デメリット

 

家族葬のメリット・デメリットをまとめました。

葬儀形式を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

 

メリット:

・故人との最後の時間を

ゆっくり過ごすことができる

 

・参列者が近親者だけなので、

故人の意向を反映した葬儀ができる

 

・参列者への対応が軽減される

 

・参列者の人数が予想しやすいため、

葬儀の費用も想定しやすい

 

・葬儀の

 

 

 

デメリット:

・まだまだ一般的でないため、

親族の方からのご理解を得られないことがある

 

・葬儀を行った後に故人の不幸を知る方がいる

 

・香典の額も減るため、一般葬よりも

費用の負担が大きくなることがある。

●家族葬の費用は?

家族葬の平均費用は、約99.5万円で、

80万円〜100万円未満の価格帯が多いと言われています

(宗教者への謝礼は含まれていません)

 

葬儀の費用は大きく、

4つに分けることができます。

 

 

家族葬の費用内訳

 

●葬儀一式費用

・斎場利用料

・火葬場利用料

・祭壇

・棺

・遺影

・位牌

・搬送費

・受付係などの人件費

 

●飲食接待費

・通夜振る舞い

・精進落とし

・飲み物代

 

●返礼品

・会葬返礼品

・香典返し

 

●宗教者への謝礼

・お布施(読経料/戒名料)

・御車代

・御膳料

 

家族葬は一般葬と比べ、

参列者の数が少ないため

上記にあげた費用のうち、

 

「葬儀一式費用」の中の斎場利用料や

「飲食接待費/返礼品」などの

費用を抑えることができます。

 

家族葬が一般葬よりも低額で行える

ことができるのは、そのためです。

 

ただ、家族葬も

他の葬儀と同じく、

 

参列者の人数や

火葬場・斎場の利用料、

 

宗教者への

お布施の金額(地域・宗派で異なる)

によって葬儀費用は大きく異なります。

 

さらに言えば、

 

葬儀費用一式〇〇万円など

低額な料金を提示している会社の場合でも、

 

実際には葬儀に

必要なものが含まれておらず、

 

追加していくと最終的には

一般的な葬儀費用と変わらなかった…

といったこともよくあります。

 

そのため、

葬儀費用を事前に

把握したいという場合は、

 

お住まいの地域の葬儀社(できれば複数)に

相談してみることをおすすめします。

 

その上で、

費用の内訳や

条件をよく確認し、

 

納得できる

葬儀社を選ぶことが、

後悔しない葬儀にとって大事になります。

●家族葬の流れ

家族葬といえど、葬儀の流れは

一般葬と大きく変わりません。

 

ご臨終・搬送・葬儀の準備

故人が亡くなりなられた場合、

葬儀社へ連絡をいれ、

ご遺体の搬送・安置を行います。

 

その後、葬儀社・宗教者と

葬儀の準備を進め、日程・会場が決まり次第、

関係者に訃報の連絡をします。

 

家族葬を希望するため

訃報を受け取った方へ参列を

お断りする場合は、その旨を明確にお伝えしましょう。

 

通夜

通夜の流れも一般葬と大きな違いはありません。

 

1:受付

2:宗教者入場・開式

3:読経・焼香

4:宗教者退場

5:喪主挨拶

6:通夜振る舞い

 

葬儀・告別式

1:受付

2:宗教者入場・開式

3:読経・引導

4:弔辞・弔電

5:読経・焼香

6:宗教者退場

7:喪主挨拶

8:出棺

火葬

1:火葬場到着

2:火葬前の葬儀式(読経・焼香)

3:火葬

4:収骨

 

また、火葬が終わり次第、

初七日法要・精進落としへと

移る場合もあります。

 

※地域により、葬儀の流れが異なる場合がございます。

 

●家族葬でよくあるトラブル

ここでは、家族葬を行った際に

よくあるトラブルをいくつかお伝えします。

 

  • 親族・友人との間に起こるトラブル

 

家族葬は比較的新しい葬儀の形です。

 

そのため、親族や

故人と生前の親交のあった方からの

理解を得られないこともしばしば。

 

葬儀に参加できなかった方から

「葬儀に参加して、故人を見送りたかった」

という声をいただいたり、

 

地域によって

「葬儀は盛大に行うもの」

という考えがあったりします。

 

そのため、

家族葬を行う際は

故人と生前に関わりが

あった方々の気持ちを尊重し、

 

丁寧な説明を心がけたり

連絡を工夫することが大切です。

 

また、故人の不幸を

葬儀後に知った方々から

香典やお供物をいただくことがあったり、

弔問される方がいたりすると、

 

葬儀後に色々と

対応することにもなります。

 

訃報を連絡する際に

漏れがないようにリストを作成したり、

 

香典やお供え物をお断りする旨を

 

「故人の意思で、

香典・お供え物はお断りします」

 

といった言葉でお伝えしましょう。

 

そうすることで、

香典などに関する

トラブルを避けることができます。

 

ただ、香典を辞退するというのは、

人によっては悲しく感じることもあります。

 

故人を弔う気持ちの表れである

香典であるので、無理のない範囲で

お受け取りすることがいいかもしれません。

 

  • 葬儀社との金銭的なトラブル

 

先ほどもちらっとお伝えしましたが、

家族葬でよく起きるトラブルが金銭的なもの。

 

家族葬は参列者を限定するため、

小規模で安価なイメージを持っている方も多いはず。

 

また、広告や

テレビCMなどでも

 

葬儀〇〇万円など低額の

プランが紹介されることが多いため、

 

家族費用は低額で

行うことができると考えられています。

 

しかし、実際には、

そのプランには葬儀に

必要なものが含まれていなかったり、

 

参列者へ振る舞う飲食費や

返礼品の金額が除かれていることがあります。

 

さらに、一般葬より

自由な葬儀形式のため、

オプションなどを追加していくと

 

当初考えていた

葬儀費用を大きく

上回ることがあります。

 

このことにより、

葬儀後の請求を見て

思っていたより高額になってしまい

葬儀社とトラブルになることもあります。

 

こういったトラブルを防ぐためにも、

複数の葬儀社から見積もりを取り、

 

内容や内訳に納得した上で、

葬儀の準備を進めていくことが大切です。

 

また、家族葬においては

香典を辞退することも多いと思いますが、

 

その分、喪主・施主の

負担する金額が増えるという側面があります。

 

そのため、香典をいただくのか

どうかという点に関しても葬儀の前に

遺族と話し合いをすることも必要です。

 

 

  • 菩提寺とのトラブル

 

もう一つが、菩提寺とのトラブルです。

 

自由な葬儀形式のため、

故人が檀家となっている菩提寺の

葬儀の形式をとっておらず、

 

葬儀が終わった後に

法要や納骨を断られてしまうという

トラブルが実際に発生しています。

 

たとえば、葬儀の際に菩提寺を確認せず、

通夜や告別式を葬儀社から紹介していただいた

僧侶の方に頼んでしまったりする場合に

こういったトラブルが発生します。

 

他にも、通夜・葬儀をせず

直葬にしてしまった場合も同様です。

 

こういったトラブルを

避けるためにも事前に故人の菩提寺を確認し、

葬儀の形式に関して相談することをおすすめします。

おわりに

家族葬の一番の魅力は、

故人との最後の別れをゆっくりと

過ごせることではないでしょうか。

 

ただ、気づいたら

葬儀費用が高額になってしまったり、

 

故人の近親者との関係が

悪化するきっかけになったりと、

家族葬ならではのトラブルもあります。

 

故人の思いや

ご意向を踏まえた上で、

 

できる限り誰もが

後悔しない葬儀を行うためにも、

 

遺族や故人の友人と葬儀に関して

相談することが大切だと考えています。

 

テラスでは、葬儀の形式に関わらず

葬儀の不安・疑問を解消できる

無料相談を承っております。

 

葬儀をする予定がないとしても、

事前に葬儀の費用や内容を把握しておきたい

という方はぜひ無料相談へお越しください。

 

お葬儀に関するコラム
ご紹介します。

お気軽にお電話ください!

資料請求

ご葬儀に関する資料のご請求はこちら

お問い合わせ

ご葬儀に関するお問い合わせはこちら

資料請求
お急ぎの方
PAGETOP